□ プロクシサーバーって何？

( 1 ) Proxy(プロキシ、プロクシ、串）サーバー

プロクシサーバーとは「IP」と「ホスト」を隠すことにより、匿名性を向上させますが、完全な匿名にはなれません。通常、IPアドレスからわかることはプロバイダー名、ホスト名、接続元の地域ぐらいです。自分のIPなどを知りたい場合は診断くんか確認君にアクセスしてみてください。通常ブラウザ等でWebページを表示する場合、データの送受信は

（送信)：自分のPC → プロバイダー → WEBページ(ホームページ)があるサーバー
（受信)：WEBページ(ホームページ)があるサーバー　→　プロバイダー　→　自分のPC
となります。プロクシサーバーを使用(通常は串を刺すと表現します)すると

（送信)：自分のＰＣ → プロバイダー → プロクシサーバー → WEBページ(ホームページ)があるサーバー
（受信)：WEBページ(ホームページ)があるサーバー　→　プロクシサーバー　→　プロバイダー　→　自分のPC
となります。この様に串を刺せばプロバイダーからWEBページ(ホームページ)があるサーバーに直接アクセスせずに、プロクシサーバーにアクセスをしてからWEBページ(ホームページ)があるサーバーにアクセスします。これによりWEBページ(ホームページ)があるサーバーには、串の「IP」と「ホスト」と自分のPCの環境変数等が残る事になります。これで「IP」と「ホスト」を隠す事ができます。

ここで肝心なのは、プロクシサーバーにアクセスする事で自分の「IP」などが串のサーバーに残りますので、完全な匿名にはならないということです。また、プロクシを使っても知識のある人ならあなたの（プロバイダーの）IPを抜くことが可能です。
( 2 ) Proxy(プロキシ、プロクシ、串）サーバーの設定方法

プロクシ ⇒ 194.216.140.99（アドレス）：80（ポート番号)

[Internet Explorer](IE) の場合

ツール　→　インターネットオプション　→　接続　→　設定 → プロクシサーバーを使用するにチェック →　アドレスの欄に串のアドレスを入力 →　ポートの欄にポート番号を入力 → OK

[ADSLやケーブル]の場合

ツール　→　インターネットオプション　→　接続　→　LANの設定　→　プロクシサーバーを使用するにチェック　→　アドレスの欄に串のアドレスを入力　→　ポートの欄にポート番号を入力　→　OK

[Netscape Navigator]（ネスケ） の場合

編集　→　設定　→　詳細　→　プロクシ　→　手動でプロクシを設定するにチェック→　表示　→　HTTPの欄　→　アドレスの欄に串のアドレスを入力　→　ポートの欄にポート番号を入力

・匿名串 ─ 自分のIPやホストの情報が漏れてない串のことです。つまり、性能が良い串だということです。良串（性能が良い）だと、串の環境変数を吐かないので掲示板でプロクシ禁止をしても弾けない場合があります。

・漏れ串 ─ 串を通していても、自分のIPやホストの情報が漏れている串の事です。

・折れ串 ─ 繋がらなくなった串のことです。串にも寿命があるので、むやみに使用するのはやめた方が良いです。

これで串を通す事ができましたか？診断くんか確認君にアクセスしてIPとホストが変わっていれば、成功です。
( 3 ) プロクシリストを探す

プロクシ情報はCyberSyndromeにアクセスすれば使えるプロクシはいくらでもあります。それを踏まえた上で説明します。(ここでは検索エンジンを使用します)
「串」「串集」「串リスト」で検索しますか？別に日本人が作ったものでなくてもいいのだから「proxy list」でもいいと思います。もっと言うとフランス語とかでもいいですよね。しかし、あまり見つからないと思います。大量の串リストだと必ずあるキーワードがあります。 例えば「:80」「:8080」などです。ブラウザの串の場合は「80」「8080」のポート番号が多いので、検索のキーワードで引っ掛かりやすいですよね。googleの検索で、「:80　:8080」で検索してみてください。たぶんあまり出ないと思います。 そんなときはキーワードを増やしてみてください。「proxy」「mail.」「:3128」などを付け加えて、再度検索してみてください。これで串リストが探せるはずです。もっといろいろな串リストが欲しいのならキーワードを増やしたり、変えたりしてみてください。 少なくとも「串」「串リスト」よりは探せると思います。
( 4 ) 多段串

通常、プロクシは一つしか刺せませんが、さらに匿名性を向上させるためにプロクシを二つ以上刺すことができ、それを多段串といいます。多段串での送受信は

（送信)：自分のPC → プロバイダー → プロクシサーバー(A)　→　プロクシサーバー(B) → WEBページ(ホームページ)があるサーバー
（受信)：WEBページ(ホームページ)があるサーバー　→　プロクシサーバー(B)　→　プロクシサーバー(A)　→　プロバイダー　→　自分のPC

となり、複数のプロクシサーバーを経由して目的のサーバーへとアクセスします。そのため、プロクシを刺している人のプロバイダーのIPを知るには時間が掛かります。これにより匿名性が向上しますが、その気になればバレるので、やはり完全な匿名というのは無理です。さらに、複数のプロクシサーバーを経由するので重く(遅く)なります。肝心の設定の前に知っておかなければならない事があります。それは、多段串は「通常のプロクシではできない」ということです。多段串は「Delegate串」（デリ串）と呼ばれているプロクシを使わなければいけません。CyberSyndromeにアクセスすれば見つけることができますが、数が少ないので貴重です。

デリ串を見分ける方法として

1.診断くんへアクセスする。
2.「HTTP_VIA」か「HTTP CONENECTION」の所に「DeleGate」と書かれていたら、デリ串。
これでデリ串が見つけられます。次に設定方法について説明します。

まず、始めにブラウザで串(通常のプロクシ)を刺してください。次にアドレスバーに http://Delegate串のＩＰ：ポート番号/-_-目的のアドレス と入力し、アクセスできれば成功です。これで二つ串を刺したことになります。「多段」ですから、三つも四つもできます。

http://１つ目のDelegate串のＩＰ：ポート番号/-_-http://２つ目のDelegate串のＩＰ：ポート番号/-_-目的のアドレス

と入力すれば、合計三つの串を通した事になります。 いちいち入力するのが面倒な人は、プロキシランチャーというソフトを使いましょう。

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